2013年12月28日土曜日

思えば遠くへ来たもんだ

日が進むにつれだんだんと遠くなります。
振り向けば枝置き場があんな遠くに。
でも、遠くなればなるほど終わりに近づいてる証です。
何度も転んで弁慶が泣き疲れてるけど。左肩がもげ始めたけど。
けど、爽快。

会社に入りたての若い頃、あまりの忙しさでネガティブ思考になっていた私に
『脳が疲れたら、肉体を傷つけるといいよ』と先輩が教えてくれました。
それから会社帰りにランニングを始め、毎晩取り憑かれたように走ってました。
頭が悶々ぐちゃぐちゃな状態で走り始めても、4~5km過ぎたあたりから真っ白な状態になり、
走り終えた後は、今考えるべき必要な事だけが残っていました。
エネルギーを頭で使うか体で使うかの問題なのだろうけど、
不毛な事を考えたり悩んだりしてエネルギーを使うのはもったいないなと思うようになりました。

歳を経た現在は、養蚕の事以外であればなんでも「ま、いっか~」で済ませるテキトーな人間に成長しましたが、若いころはよく悩んでたなあ。よく頑張ったね。

今日はそんな昔のことを微笑ましく思い出しながら、
あの頃の悶々とエネルギーが溢れ出していた若かりし自分がこの畑に来てくれたら、もりもり頑張って肉体労働してくれるんだろうな~と、腰をポンポンたたきながら遠く離れる枝置き場を眺めていました。

脳が疲れている方は是非畑へ!