2019年3月19日火曜日

繭マスクの価格改定のお知らせ

2008年の繭マスク販売以降、
たくさんの皆様にご愛顧いただき
誠に感謝いたしております。

この度、各種材料価格等の見直しをおこない、
一部商品の価格を改定させていただくことになりました。

これからも、長く製作を続けていけるよう、
そして、より良い製品を皆さまにお届けし喜んでいただけるよう努めてまいります。

何卒、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

古閑直子

花井雅美

2019年4月1日ご注文より

繭マスク(ダブルガーゼ生地)普通サイズ  1100円 ➔ 1300円
繭マスク(ダブルガーゼ生地)大きめサイズ 1200円 ➔ 1400円
※オーガニック生地につきまして価格改定はありません。



これからも、よろしくお願いいたします。





2019年3月10日日曜日

朝霧

この時期は毎朝霧がかかっている。


朝、てくてくと裏山の桑畑に登っていく。




 桑畑に到着した時には、水分を纏った霧のベールで肌がしっとりすべすべしている。

ずっとこの肌が続けば良いけど、霧が晴れると現実に戻る。残念。

スーッと深呼吸してマイナスイオンを肺にいっぱい吸い込んで、

しばらくボーッとしてから作業を始める。


9時半を過ぎるころには朝霧もすっかり晴れて、

ほんとに3月なのだろうかという太陽が顔を出す。

暑い・・・。

霧が濃い日は快晴。


桑畑の追肥と耕耘がようやく終わり一安心。

トラクターで耕耘して、入りきらないところは小型の耕耘機で耕します。

小型の耕運機はとても便利です。



近所に菜の花が咲き乱れる今、長雨が多く、

なかなか耕耘が進まず、1ヵ月近くかかってしまいました。


この時期の雨を菜種梅雨というらしいですね。

菜の花や梅の実、天候や季節を表す文字に植物が入っているのが可愛らしい。

養蚕や織りや糸から生まれた言葉も多いけど、自然を用いて生まれた言葉など、

美しい言葉をもっと知りたいなと思う昨今。

会話をしていて、私の知らないこうゆう美しい言葉を話す人に出会うと、

素敵だなあ~と思う。

私もああなりたいなと思う。無理だろか?



 作業を終えて耕運機と共に下界に戻る。

お疲れさまでした、耕運機。

これから、泥だらけになった耕運機を綺麗に洗車させていただきます。

2019年3月4日月曜日

織りの目標


外は雨。


そんな日は農作業も堂々とお休みできるので、ゆったりした気持ちで織りが出来ます。



真綿から手紡ぎした糸、経糸が毛羽たたないようしっかりと布海苔で糊付けしました。



房をねじねじ。


広めの80㎝で織りました。



剪定した梅の枝。


剪定してから時間がだいぶ空いてしまったので、色でるかなと心配でしたが大丈夫そうです。



可愛らしい温かみのあるピンク色に染まりました。



こちらは、ずっと織り機にかけっぱなしだったのですが、ようやく織り上がり機からおろしました。



白は真綿の手紡ぎ糸、黄色は玉葱染した座繰り糸です。

真綿の手紡ぎ糸はほんわりと柔らかく、座繰糸は艶っとキリッとした感じに。


私は自分で紡いだ糸や、織りあがった布が、とても大好きです。

織りをされていらっしゃる方は皆さまそうだと思いますが。

もっともっと上手くなりたいなと思います。

いつか、織りあがった作品を並べて、買っていただけるようになるのが目標です。

そして、いただいたその収入で、養蚕を長く続けていく。と、いうのが理想です。

私の織りのペースでは、その目標と理想にいつ辿り着けるのかわかりませんが、

いつか来るその日の為に、養蚕も織りもしっかりと学び続け、

腕を磨いていきたいと思います。