2018年10月18日木曜日

繭の出荷

無事に繭の出荷が終わりました。


9月末に乾燥は終わっていたのですが、栗の出荷で慌ただしかったので、

栗が落ち着いてからの出荷となりました。

これも、熊本で繭の乾燥ができるからこそできるゆとりのある出荷。

乾燥機があることの有難さたるや・・。

現在、熊本県に製糸工場が無いので、乾繭は群馬県の碓氷製糸場へ出荷をしています。

4年程前までは保冷のチャータートラックで生繭で出荷をしていました。

群馬県までは到着に2日半かかるので、他の農家さんと出荷日を合わせる為、

1日成育がずれるだけで冷や冷やしたり、

成長遅れのお蚕さんの繭は出荷できなかったり、と、いろいろな苦労がありました。

1日2日の差で収繭が適正な時期にできなかったり、製糸前に繭から羽化をしてしまったり等々、

タイミングを図るべきところがたくさんありました。

が、しかし、そのおかげでたくさんの学びを得ることもできました。

農家になって最初の3年、生繭で出荷をしていたからこそ、

他の農家さんに成長を合わせようと、お蚕さんの様子や気温、桑の状態などから成長の速度を読み取る力が身についたのだと思います。

とはいえ、まだまだですけど・・・。

秋蚕は猛暑や大雨など、はらはら続きでしたが、無事に出荷ができて良かったです。

2018年10月10日水曜日

栗の出荷が終わりました

栗の出荷が終わりました。

今年は830㌔の出荷。

あと、友人知人に200㌔近く送ったので、おそらく1トンは収穫したと思います。



9月半ばに収穫が始まり、9月末~10月頭の1週間程が最盛期なのですが、

この最盛期1週間の間に、まさかの2度の台風。。。

程よくピークを迎えるはずが、一気に落ちてきてしまいました。

雨に当たった栗を日光の元放置すると変色したり、虫食いもでてくるので、

もう、台風が去ったあとは、拾って拾って拾いまくりました。

上蔟でお蚕さんを拾った後に、すぐ始まった栗拾い。

もう、最後らへんは右足がずっと攣ったままで、足をひきずり、

ヒィヒィ言いながら拾いました。

今年は、友人やご近所さん先輩農家さん、4人がお手伝いしてくださいました。

私一人では到底拾いこなすことはできません。

皆様のおかげで、無事に終えることができました。

本当にありがとうございました。


そして、収穫している栗の木は皆、樹齢50年以上なのですが、

自然の恵み、大地の恵み、今年もたくさんの実りを、

本当にありがとう。


そして今年もお会いしましたね、天蚕さま。

あなたに逢う日はいつも雨上がりの朝ですね。