2014年5月20日火曜日

桑刈り

明朝、無菌室にお蚕さんを引きとりに行くので、本日桑を刈りました。

大雨でした。

そして長靴の底がぱっくりと裂けて穴が空いていました。

なかなかの出だしでしたが、なんのこれしき。


今回から稚蚕飼育に携らせていただき、卵からの飼育を行ってきました。

卵、孵化、1齢、2齢、3齢、4齢。

どんどん大きくなっていくお蚕さんと共に、私の思いや心構えも大きくなり、

今までよりも更に 『良い繭に仕上げたい』 という気持ちが強くなりました。


明日からの飼育、頑張ります!

2014年5月19日月曜日

快適

お蚕さんは4齢の眠に入りました。

本日は、蚕室の2回目の消毒。

そして、全ての窓に遮光シートを貼りました。

日差しが入ってくるのが気になっていたので、

これでほどよく遮断され、快適な室温が保たれる、、、はず。

人間も居心地が良いと思える環境でないと、お蚕さんもきっと居心地が悪いだろう。

すべての作業が終わったら、眠くなってきました。

これはきっと、蚕室が快適に保たれているということでしょうか。

蚕室の温度や環境は、上簇の時期や食欲、繭の質などに影響するそうです。

現在の私が行えること、やるべきことは、やったかな、と、思います。

今回の育蚕が終わる頃には、また課題がたくさん見つかってると思いますが。

蚕室での育蚕を控え、まだ少し緊張していますが、

準備を万端にすることや、無駄かもしれないけど思った事はとりあえず試してみること、

これが今の私には緊張を和らげる一番の安心材料のようです。

2014年5月14日水曜日

消毒バスター

現在、稚蚕飼育所で共同飼育されているお蚕さんですが、

来週には各々の農家さん宅へ配蚕されます。

お蚕さんを迎え入れるべく、蚕室を綺麗に消毒しました。

自身の蚕室の消毒を終わらせ、2軒の先輩農家さん宅のお手伝いに行ってきました。

大先輩の農家さん。

いつも色々教えてくださり、たくさんの勉強をさせて頂いてます。

毎度質問責めでごめんなさい。

『来週から忙しくなるね~』 と、言いながらも、お蚕さんがやってくるのが楽しみでしかたない様子を見て、

なんだかとても嬉しい気持ちになり、

『私も先輩方の繭に少しでも近づけるよう頑張ります!』

と、意気込みを宣言してまいりました。

まだまだ、足元にも及ばないのですが・・。

そして、現在飼育している稚蚕飼育所には、これまた大ベテランの4人の先輩方がおられます。

毎日毎日、私の質問責めで少々うんざりされているかもしれませんが、

もうしばらくお付き合い願いたく・・。

どの農家さんも、長年の経験で、色んな知恵や改良を重ね、

独自の飼育スタイルがあるようです。

私も数年後には自分にあった飼育スタイルが確立しているのでしょうか。

楽しみです。

いつもご指導してくださる先輩方、本当にありがとうございます。


蚕室の消毒、私はアトピー体質で肌が非常に弱いのでしっかりガードをして消毒に挑みました。

おかげで全身ずぶ濡れになりましたが、大丈夫でした。

・・が、ゴーグルのゴムにかぶれてしまい、現在目の周りがゴーグル型で腫れあがっています。

も、盲点だった・・。

2014年5月13日火曜日

工房はお休み中

4月にひっそりとopenした【お蚕ファーム繭工房】。

金土日の午後しかopenしていませんが、5月より育蚕期間に入ったため、現在お休みしております。

ゴールデンウィークはたくさんの子供達が体験に来てくれました。

お蚕さんから糸を紡いで、機織りで織ってくれました。

皆、最初は蛹を怖がっているのですが、お蚕さんのお話をたくさんするうちに、

『えらい虫さんなんだね。可愛いね。』

と、笑顔になっていきます。

触れる体験。

触れるだけでは意味のない事だと私は思っています。

色んなお話をして、蚕の生態、この繭がこれからどうなるのか、

なんの為に育てているのか、をほんの少し知ってもらって、

子供たちの心に少しでも何か残るような、いつか思い出せるような、

そして、怖いだけのネガティブな体験、記憶にならない、

そんな体験をしてもらえたら嬉しいな、と、思います。

皆が触って、糸にしているのは、命なのだから。

open間もない工房、早速お休みしているので、

工房のドアにお蚕さんの近況を貼りました。

なかなかなかなか忙しい日々で、かなりざっくりと簡単な成長記録ですが・・・。

誰かの目に届きますように。