2014年9月25日木曜日

出荷

先日、無事に繭の出荷が終わりました。

地区の集荷場に持ち込んで出荷をするのですが、
今秋は私を含め2軒でした。

その時々の繭の仕上がり具合で農家さんの表情も違います。
今回の先輩農家さんの表情はとっても晴れやかな笑顔で、始終笑いっぱなしの出荷当日でした。
笑顔の先輩農家さんを見れる事は私の喜びです。

来季は3軒になる予定。
皆どんな表情で集まるのか、今からとても楽しみです。

この秋は様々な取り組みをさせていただき、色んな事を勉強させていただきました。

肉体的にも、ここまでやれるんだ!と、自分で思い込んでいた枠を取っ払い大きく成長できたと思います。

回を重ねるごとに疑問は増えていく一方ですが、疑問点が以前に比べ、
格段と難しくなってきている事に喜びを覚える今日この頃です。

来季は私も大笑いしながら笑顔で出荷を迎えたいと思います!

2014年9月21日日曜日

収繭(しゅうけん)

出荷に向けて、繭をまぶしから降ろし毛羽とりの作業を行いました。

天気予報では雨だったので心配していたのですが、晴れて良かった。

天気が悪いと繭が湿気を吸って柔らかくなり、作業がしにくくなります。


「あったらいいな~」 と、ずっと思っていたライトテーブル。

今回初めて使う事ができました。

糸を最後まで吐ききれなかった繭は薄く、取り除かずに出荷すると、途中で潰れてしまい、
他の繭を汚してしまいます。

パッと見ただけでは分からないのですが、ライトテーブル越しに見ると分かりやすい。

いつもこの作業に時間がかかったのですが、今回はスムーズに行えました。

便利だな。

ライトテーブルのお陰さまで、えっちらおっちらと滞りなく収繭(しゅうけん)の作業は完了しました。

選繭(せんけん)作業で、形の良くない繭や玉繭などを選別して出荷の準備は完了です。


作業中は時間を気にしないので、作業を終えて外に出ると真っ暗闇。

星がとても綺麗でした。

作業に没頭出来ること。

これまで色んな方々にご指導いただきながら、一人で作業ができるようになったこと。

色んな事に感謝しながら、今ここにある幸せを自身に刻みました。

明日は出荷です。

2014年9月18日木曜日

ユンボマスター

畑作業。
ユンボ!
自在に操れるようになりたい。
右と左のハンドルの巧みな組み合わせで色んな動きをするようで、
テトリスのような、手旗信号のような、かなり脳が鍛えられそうです。
肉体的にはどんどん逞しくなったきた昨今ですが、脳ミソがだいぶ柔らかくなってきたと感じるこの頃。
ユンボで脳トレしたいと思います。

休憩時間に熱血指導を受けてます。
はやく掘りたい。
いや、その前に免許か。

2014年9月16日火曜日

『繭マスク』のご注文について

先日福岡のテレビで紹介された、古閑先生の『繭マスク』
たくさんのご注文・お問い合わせありがとうございます。

お電話が取れなかったり、メールの返信が遅れたりとご迷惑をおかけして申し訳ありません。
只今、順次返信いたしております。
なぜか車の運転中にお問い合わせが集中することが多く、取れない事が多々あるのですが、
いただいたお電話は後ほど折り返し致しておりますので、暫くの間お待ちいただけますようお願い申し上げます。

古閑先生も大変喜んでおられ、現在製作をされております。
準備が整い次第、順次発送いたしますので、到着を楽しみにお待ち頂けましたら嬉しいです。
私も育蚕が終わりましたら製作に励みたいと思っております。

お蚕さんの温もりがぎゅっと詰まった『繭マスク』。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

2014年9月15日月曜日

上簇(じょうぞく)

無事に上簇が終わり、現在立ち虫拾いの毎日です。
今回は本当に多くの学びがありました。
稚蚕飼育所での飼育の他、自宅でも少数ですが1齢からの飼育を行い、
朝も昼も夜も夜中も、お蚕さんとの共生の日々でした。
飼育環境、温度の違いにより、同じ日に孵化したお蚕さんでも、
様々な違いがありました。

時間が許すかぎり、先輩農家さん宅へのお手伝いにも行きました。(ほんの少しだけ。)
山鹿に移住してきた歳、役所の方に紹介していただいた先輩農家さん。
当時まだ経験のなかった私が、『育蚕を手伝わせてほしい』 とお願いした際、お断りされました。
今はその気持ちを理解することができます。
昨夜電話で、先輩農家さん宅のお蚕さんも無事上簇が終わったとの連絡がありました。

体調が万全ではなかった先輩農家さん。
「お疲れさまでした~。無事上簇が終わって良かったです!」
と、お伝えしたら、
『あんたが手伝ってくれたけんよ~。育蚕のきつさ、喜びが分かりあえるもん同士、
励ましあいながらやれる事は、力が出た。』
とのお言葉を頂きました。

えへへ。

自慢に聞こえるでしょうか?

・・・

自慢です。

いただいたお言葉、本当に本当に嬉しかったもので。

ほんの少しだけ近づけたような、仲間になれたような気がして嬉しいです。

出荷まで、また、出荷してからも、作業は続きますが、
気を緩ませることなく、秋の育蚕を行いたいと思います。

一度に様々な取り組み、経験ができた育蚕期は今回限りですが、
稚蚕飼育所の先輩方、山鹿の先輩農家さん、
たくさんのご指導本当にありがとうございます。
育蚕期の精神の持ち方、肉体的なこと、色々な面で成長できた育蚕期でした。