2018年12月20日木曜日

蚕座紙 ⇒ 封筒

繭マスクを入れてお届けしている封筒。
このようなかんじでお届けしています。

『なんだよ、手作り封筒じゃねぇか~。もうちょっとましな封筒はねぇのかい。』

と、思われた方もいらっしゃるかもしれません。



いや、実際は繭マスクをご注文してくださる方は優しい方ばかりなので、

そんなこと思われないと思いますが・・。

この茶色い封筒は、蚕座紙(さんざし)。

中で繭マスクを包んでいる、白い半透明の紙は防乾紙。
共に、お蚕さんの稚蚕飼育に欠かせない大切な専用紙なのです。

1令~3令の稚蚕は、竹のバラで育てています。

このバラのサイズに合わせて蚕座紙・防乾紙を切ると、どうしても使うことのできない半端が出てしまいます。


捨てるには勿体ないな~と、ずっとため込んでいたのですが、

現在、封筒という新しい名を受け、新たな姿で皆様の元へ旅立っています。


 蚕座紙・防乾紙の上で生まれ、

 もりもりと桑の葉を食べ、

快適に成長していきます。


皆様のお手元に届く封筒は、もちろん育蚕で使用していない新品なものですが、

その切り離された片割れの紙の上で、今年もお蚕さんが育ち、

そして立派な繭になったのだなと、ふと、ちらりと、思っていただけると幸いです。


(余談ですが、こんなこと言うのもちょっとアレですが、この紙めっちゃ高価です。びっくりするほど高価です。しつこいけれど、高価なんです。)

しかしながら、農家にとって必要な、とっても貴重な紙なんです。



2018年12月18日火曜日

繭マスク

『繭マスク』が雑誌に掲載されました!

リンネル特別編集『体を温める、わたしの習慣』

スタイリストの轟木節子さんのページで。

Hanako

五感を贈る冬のギフトのページで。


いつも繭マスクをご注文いただく皆様、そして、本を見てご注文いただいた皆様、

本当にありがとうございます。



織姫伝承塾の古閑さんが『繭の温もりをもっと身近に伝えたい』とマスクを

考案しつくりはじめられて10年。

私は、5年前より製作をさせていただいてます。

『繭マスク』を製作する時間はとても幸せです。

ミシンを踏む時間も、繭の真綿を膨らませる時間も、

今年の育蚕を振り返りながら、お蚕さんに感謝をしながら、

そして、お蚕さんの温もりを、お届けする皆様に感じていただけたら、と思いながら、

丁寧に作らせていただいています。

マスクの中の繭真綿は、その年の春繭をじっくりと藁灰汁で炊いています。

毎日楽しみながら、そして少しだけピッチを上げながら、現在もくもくと製作に励んでおります。

たまにいただく使い心地の感想など、皆様の声を聞けることは、

お蚕さんを育てるものとして、最高の喜びです!

そして、皆様のおかげで、毎日のつくる喜びの時間があるのだと本当に感謝しています。

ありがとうございます。

2018年12月6日木曜日

東京~

先日、東京へ行ってまいりました。

東京に住んだことのない私の目に映る東京は、

いつもキラキラしています。


今回一番の目的は、念願だった【東京パノラママンボボーイズ】のライブ!

やっと行けたー!

ライブでは、オシャレな振る舞い酒なんかも出て、みんなシャンパン片手に

音楽にのって気持ちよさそうでした。

もう、私の頭の中にある小さなコザコザなんかは粉々に砕けて吹き飛んでしまうような

そんな楽しい夜でした。

私も十分大人ですが、楽しそうな(楽しんでる)大人を見るのが大好きです。

それだけで元気がでる。わくわくする。憧れる。

また行きたい!

ライブは楽しすぎて写真1枚も撮ってなかったTT

いつも見てる動画。

3人合わせて180歳~!

これを見たらいつだって元気になれる。


美味しいものもたくさん食べました。

その中でもコレ、
お店には並んで入りましたが(しかも一番乗り)、

一口食べた瞬間ひゃ~ッと驚いてしばらく思考停止してしまいました。


たぶん写真をみてどこか分かる方もいるのではないでしょうか。

もう、本当に泣ける程美味しかったです。

『この一口で、これから一年農作業頑張れる。』と、心から思えました。

追加注文が一回しかできないので、最後は砂場の棒倒しみたいに、

ちびちびと名残惜しく食べました。



日暮里の繊維街では生地をたくさん購入しました。

ほんとに夢の街だな。と、思った。

生地屋さんがズラ~ッと並んで、色んなお店に入っていたらあっという間に時間が経ってしまいました。

東京のいろんな道具やモノに特化した専門街、いつでも行ける方が羨ましい。。

生地は買いすぎたので、宅急便で熊本へ。


葉山の古道具店にも行きました。



所狭しと、たくさんの古道具や建具などがびっしりと並んでいました。

見ているだけで胸が高鳴る。

ガラスやホーロー製の食器や小物など、たくさん素敵なモノがありました。

そして、こういう古いモノやアンティークの価値や価格というのは、プライスレスな

感じで、たまにビックリしたりするのですが、こちらの小物類は気軽に手の届くお値段でした。

あぁ、これが家の近所だったなら、たぶん買い込んで大変なことになりそうです。

クイーンの映画も見ました。映画館が多いって素晴らしい。



ほかにもたくさんディープな東京を案内してもらいました。
たくさんの美味しいもの食べて、飲んで、笑って、久しぶりにたくさん人と喋った^^とても楽しい5日間でした。