2015年3月2日月曜日

in 水俣

2月21日に行われた水俣アートミーティング
水俣という町を存分に堪能してきました。


参加者の皆さまが水俣の自然を歩き、少しずつ採取した食材を調理して感謝をしながらいただきました。

お野菜の祭壇の前で、食材に感謝をしながら皆で手を合わせて 『いただきます』をしました。
豚の丸焼。

ほとんど食べつくした後の写真ですが・・、柔らかくてとても美味しかったです。

イベントのゲストであるRODORODOのお二方が素敵な演奏と唄を披露されました。

その中で、RODORODOのお二方が奏でていた音楽は、

水俣病患者の代弁者として様々な活動をされている小説家、石牟礼道子(いしむれみちこ)さんの詩をメロディにのせた唄でした。

前夜祭で同じ唄を聞いてからとても心に残っていたので、イベント当日、『水俣病資料館』 へ行きました。

なんとなく知っているようで、全く知らなかった水俣病。

日本が成長していく中で発生した公害による水俣病。

時代背景、公害の経緯、たくさんの患者と、そのご家族の苦しみ、多くの事を知り、学びました。

現在も続く苦しみ。

目をそらさず、投げかけられる苦しみの現実を受け止め、同じ過ちを繰り返さぬよう考えながら生活したいと思います。

私は、自然に、生きていく場所をお借りしています。

自然に命を分けていただいています。

何も手を加えずに生きていくことは無理かもしれませんが、自然と共存し、なるだけ負担をかけないような生活を心がけたいと思います。


事実を知ってから改めて唄を聞いたイベント当日の夜。

前日とはまた違う響き方で、心に深く残りました。

『知る』 って大切だな。と、思いました。

きっかけを与えていただいて感謝しています。



そして、この日のために製作した絹の弦。

とてもとても綺麗な音色でした。

大麻・楮(こうぞ)・イ草・絹でつくられた弦。

みなそれぞれ違った響き方で、聞き比べをしてとても楽しかったです。

お蚕さんにいただいた大切な糸。

その綺麗な音色を聴いた時は、とても感慨深かったです・・。




2泊3日の水俣の旅。

喋ってばっか、飲んでばっかで、あまり写真を残していなかったのが残念ですが・・、

本当にたくさんの刺激をいただきました。

なんか、人生を120%楽しみたいし、悩む時は全力で悩みたいし、大きな壁にぶち当たってみたいし、

そして、それを超えてみたいし、なんか、なんか、とにかくガンバロー!

と、やる気に満ちた気持ちで帰路につきました。


また会いたいな。

もっとたくさんの話を聞きたいです。




そして、毎回全力で飲むのはそろそろやめようと思います。

記憶が欠落してしまうのが勿体ない・・。

毎回青タンつくってたら身が持たない・・。



不知火海を眺めながらの朝ご飯。美味しかった。