2014年12月9日火曜日

分け合う


橡(つるばみ)
どんぐりの方ではなく、帽子(かさ)の方を使って染色をしました。

これは何度煮出してもいい色が出ます。

工房の前に橡の木があるのでせっせと拾っていたら、もう一人せっせとどんぐりを拾っているおじさまと遭遇。
家で飼っているウリ坊(イノシシの子供)がどんぐり大好物らしいです。
私は帽子(かさ)が必要で、おじさまはどんぐり(実)が必要。
お互いニヤッと微笑んで二人で1時間程拾って分け合いました。
倍の力。大漁です。

座繰り糸の精錬もめずらしく1回でバッチリ決まりました。
橡(つるばみ)は20分ほど煮出すだけでとても濃い染料になりました。
香りも漢方みたいなとても良い香りです。

右が座繰り糸で左が手紡ぎ糸。
同じ染料だけど染まり方が全く違う。
植物によって紡ぎ糸の方が濃くなったり薄くなったり、その時々によって発色が変わったり。
染色はいろんな実験が出来るので、とても楽しい!