2014年12月6日土曜日

お色直し

ちまちまと収集した座繰り機。
雨風にさらされて腐食していたり、歯車が欠けていたりしているものは、パーツを入れ替えたり修理したり。
まだまだ立派に糸を紡げます。

歯車はいつも見とれる。かっこいい。ゾクゾクする。友人に話してもいつも白い目で見られるけど。
はぁ~かっこいい。

たまに工房に訪れるお客様に歯車について語ってみるけれど、聞きたい話はそこじゃないらしい。
残念だ・・。

ほぞの部分は触るだけでポロポロと崩れ落ちるけど、歯車はまだまだしっかりしてるので、
新しい底板を取付るべくホームセンターに板を買いに。

早速塗装をしようと思ったら、シールが剥がれない。裏と表のシールをカリカリと剥がすのに30分ほどかかりました。久しぶりにイライラしました。購入した人がシールを剥がして使うことくらい百も承知だろうに。
いーっとなって2回ほど頭突いてしまいました。



工房に来てくださる方々に、昔の農家さんのお蚕さんを育てることや糸を紡いで織って染色をしてやっと一枚の布になること・・などなど、そんなお話をすると、
『昔の方は根気強いね~』とか、
『あなたはきっと気が長いんやろうね~』
などと色んな方に言っていただきます。


そして、すっかりその気になっていましたが、シールを剥がしながら
『いやいや、私めっちゃ気ぃ短いやん・・』 。。

でも、たまに思い存分イライラするのは気持ちいい。
頭突きしながら 『なんでこんなに寒いんだー』 と叫んでみたり。
ありがとうホームセンター。


そんなこんなで座繰り機完成ー。

早速試運転しよう。
寒いけど。