5月1日、お蚕さんが孵化しました。
掃き立てとは、孵化したばかりのお蚕さんに餌を与え、蚕座に移す作業の事です。
孵化したばかりの蚕は毛が生えていて、その見た目から『毛蚕(けご)』とか『蟻蚕(ぎさん)』と呼ばれています。
稚蚕飼育は今回で3回目です。
最初は先輩方の阿吽の呼吸についていくのにいっぱいいっぱいでしたが、
『アレ取ってくれ』 「はいッ!」
『コレやってくれ』 「はいッ!」
先輩方の『アレ』や『コレ』が少しづつ理解できるようになってきたのが、とても嬉しい。
休憩時間の和やかな日常会話や思い出話の中にも、お蚕さんを育てる上でのヒントがいっぱいです。
のちに、大きくなったお蚕さんは各農家へ配蚕されます。
熊本県の養蚕農家は現在4軒です。(私も含め)
先輩方からしっかりと学びながら、元気なお蚕さんを届けたいと思います。