最近小刻みに雨が降るので、栗のイガが全く燃えてくれない。
困った。
気分転換にトラクターで栗山を駆けずり回る。
草が無くなったので、これでイガを掻き集めやすくなった。
栗の収穫前に綺麗にした桑畑も、すっかり草だらけになってしまった。
今年の春に植苗した桑畑。
立派に成長してくれてとても嬉しい。
そりゃ、草だって一緒に成長しますわね。。。
よし、ここまでくるとやりがいがある。
葉が落ちる前に綺麗するぞ。
草ボーボーだった蚕室まわりも綺麗に草むしり。
ここには育蚕中、お蚕さんのフンを大量に撒いていたのだけど、
お蚕さんのフンのところにだけ、カブトムシの幼虫が大量にいた。
土だけのところには全くいないのに、お蚕さんのフンのところにだけ大量にいるのが不思議。
栄養があるからなのかな?なんでだろ。
とりあえず、あまりにも大量にいるもので、草むしるたび出てきて、
また埋めてあげるのが大変だった。。
そして少し怖かった・・量が。
家の中では、すっかり寒くなってきたのでストーブを出しました。
いろいろ煮詰めています。
今夜は、染色で使う鉄媒染液を作ってます。
お酢に錆びた鉄釘を入れてグツグツ。
部屋中に煮詰まったお酢の匂いが充満しています。
部屋は暖かいけど匂いが辛いので、外へ避難。
外のストーブでは、藁灰汁で真綿用の繭を煮ています。
なので外も気持ち暖かい。
繭が炊けるまでの時間は柚子仕事。
もぎるにはちょっと早いけれど、最近寒くなって肌がめちゃくちゃ乾燥しだしたので、
柚子の種の保湿剤をつくってます。
柚子の種を純米酒に漬けるだけなのですが、アトピー体質の私は肌が乾燥すると痒くなるので、
超万能な柚子の種保湿剤は冬手放せません。
柚子の皮は乾燥させてお茶用に。
種は保湿剤に。
果汁は料理用に。
柚子は捨てるところがない。
湯豆腐食べたい。
そうしてるうちに繭も程よく炊けました。
今年の春繭。
ほんとに立派な繭です。
繭を焚いたりしている時間は、いつもその年の育蚕の事を思い出したりしながら作業をしています。
ありがとうございます。
ふっくら炊きあがった繭の真綿はマスクの中に。
温かくて、喉もお肌もしっとり潤う繭マスクです。
だんだんと寒くなってまいりました。
今年もご注文お待ちしております♪
座繰り糸を、栗イガの灰汁で精練してみました。
なかなかいい感じです。
あとは私の腕の問題です。
そんなこんなで毎日やってる色んなことは全部自分が好きなことでやりたいこと。
たまに色んなことが追いつかなくて焦ったりすることもあるけど、
自分の持っている時間に、
テトリスみたいに自分のやりたいことのパーツをはめ込んで行くのが楽しい。