2016年12月7日水曜日

寒い

気付けば12月。

寒いはずだ。


今年もたくさんのミカンをいただきました。
天水ミカン。捥ぎたてです。

『今年のは甘くて上出来よー』 とのお言葉通り、

とっても甘くて、プチッとはじける瑞瑞しい果実は、ほんのり巨峰のような味がしました。

あまりに美味しかったのでご近所さんへお裾分け。

冬は炬燵でみかんを食べたいなーと、

毎年思うけど、炬燵を置いたらたぶん出られなくなるので、置かない。



裏山の桑畑。

森になってしまうんじゃないかというくらい草ボーボーだったけれど、

霜が降りる前に、どーにかこーにか綺麗になりました。

冬は草と追いかけっこしなくて良いので嬉しい。
遥か遠くまで続く桑畑。

一番遠くに鎌を置き忘れて来てしまい、歩いて取りに戻るのがしんどくて、

トラクターを出動させました。

怠慢です。


最近朝寒くて、防寒着を来て外へ出るのですが、家の中より外の方が暖かい。

なので、外に出た瞬間防寒着を脱ぐことになる。

そんな感じで、日中は家の中にいるより外で仕事しているほうが快適なのである。




今日は蚕室に置いていた道具棚を母屋に移動させました。
水色の大きなスチール棚。錆び感がとても気に入っている。

そしてこの棚、とてつもなく重い。

肩に担いてえっちらおっちら運んでいたら、バキッと鈍い音が・・。

『やばい、鎖骨いってしまったかもしれない・・明日から旅行なのにどうしよう・・。』

ドキドキしながら鎖骨を触ったら、折れたのは鎖骨ではなく棚の方でした。

ホッとしたけど、これはこれでショックでした・・。


そんなめっきり寒くなった12月の夜。

繭マスクの真綿をほぐしている時が一番幸せ。

しんしんと冷えこんだ部屋の中で、真綿に触れてる指先だけがほんのり温かい。

合わせて気持ちも温まる。

今日は気づいたら演歌なんか口づさみながら真綿をほぐしていた。

『津軽海峡冬景色』

そろそろ演歌が心に染みる年頃なのかと思ったけど、

たぶんこの家に住んでたおばあちゃんが、きっと石川さゆりのファンだったのだろう。

とか考えてたら、しんしんとした広い部屋が急に賑やかに温かくなった気がしました。


温もりを幸せだと気付くことできる冬の季節が一番好きです。