2017年8月23日水曜日

秋の育蚕がはじまりました

8月22日、掃き立てを行いました。

グレーの卵はまだ孵化前です。



蚕種は1パック当たりおよそ2万頭。

孵化が揃うのを待って、桑付け。

1令の桑はやわらかくて美味しいところを与えます。

孵化したてのお蚕さん。

勢いよく食べてくれます。


稚蚕は温度と湿度がとても重要。

部屋の温度は1令は27~28℃、湿度は90%がベスト。

1日中同じに保つのって結構難しい・・。


乾燥しないように、防乾紙とシートで覆います。


こちらは本日、1令2日目のお蚕さん。

だいぶぷっくりしてきました。


21時、本日最後の給桑。

お蚕さんの様子を見ながら、ゆっくり丁寧に給桑。

この幸せな気持ちを

いまのうちにたくさんかみしめておこう。




この秋の掃き立ては、稚蚕飼育所ではなく、自宅隣りの母家の一室で行っています。

空調設備の整った飼育所とは違い、温度や湿度の管理は大変ですが、

これまで飼育所の先生方に教わってきたことを、丁寧に行っていきます。

今回は春より少ない、2軒分の稚蚕を飼育。

そして今回は、大好きな養蚕農家の大先輩と一緒に飼育。

心強い。強すぎる。

3令までを一緒に育てます。

 一緒に稚蚕飼育を行うこと。かねてからの夢が叶いました。

嬉しいなぁ。





稚蚕は菌や病気にとても弱いデリケートな時期。

しっかりと様子を見ながら、明日からも引き続き、気を引き締めて行っていきます。