2017年8月12日土曜日

毎年

夏ってこんなに暑かったっけ・・・。

毎年言ってます。

そして、

夏ってこんなに忙しかったっけ・・・。

これも毎年言ってます。
  

この季節の農作業、やってもやっても終わりがくることはありません。

心が折れそうになった時には、育蚕のイメージを頭いっぱいに浮かべます。

お蚕さんが良質で潤沢の桑をはむ姿。

そうやって、どっこらしょっと重い腰を上げるのです。

良い繭つくりは良い畑から。

たしかにたしかに。



だけどもこの猛暑。

どうやっても気分が乗らない時もありました。

そんな時は、

鍼に行く。

整体に行く。

ヨガをやる。

神社に行く。(←最後は神だのみ)

そんなこんなを繰り返し、

2017、私の暑い夏も終わろうとしています。




まもなく始まる育蚕の桑畑はようやっと整いまして、

現在は、栗の収穫に向けて栗山の整備をしています。
6月に伐採した桑も1ヵ月程でここまで成長。

ここの畑は5令で使う予定なので、その頃にはもっと大きくなってる予定。

こんなに小さかった栗の実も、

只今立派に成長中。

でも、毎日栗の雨が降ってくる。あたると痛いよ。

お栗さま、どうかこれ以上落ちないで・・・。



稚蚕飼育用に棚を作成中。

麻紐でひたすら竹を縛る。

誰かに支えてもらわないと倒れてしまうので、

忙しい私は猫の手を借りる。



『ちょっとそっち支えとって!』
 『ハイッ!』



『ちょっとそっち縛って!』
『ハイッ!』


 有能な猫のおかげでどうにか形になってきました。

 いつも遅くまで (こんな私に) 付き合っていただき、ありがとう。

 満月の夜、作業を終えて外に出るとちょうど部分月食だった!




稚蚕飼育まで10日を切りました。

焦る。

ホントに焦る。

まだまだ準備が山のよう。

でも、思い描く育蚕を、やりたいようにやらせてもらえる今の環境。

能力は未だ成長過程だけど、信じられないくらい幸せだ。



たまに、いや、しょっちゅう、めげそうになる畑仕事。

たまに、いや、これもしょっちゅう、叫びそうになる焦る気持ち。

そして、これから迎える全神経を注ぎ行う育蚕。


この作業と感情、全てが合わさって私の好きな、私のやりたい養蚕なのです。




●この夏の三大事件簿

①我が家にエアコンが2台もつきました。天国に手が届きそうです。
 
 神様っているんだな。と、思いました。


②我が家に子猫がやってきました。

 街中のコンビニで保護されたシティボーイで、名前は『ふうた』 です。

 大きくなったら蚕室の守り猫になりたいそうです。


③購入して1年足らずのパソコンがぶっ壊れました。

 オーマイガーッ!!




ではでは、厳しい暑さが続いておりますが、皆様お体に気を付けて、元気に毎日をお過ごしください。


 高千穂の納涼です。