夏ってこんなに暑かったっけ・・・。
毎年言ってます。
そして、
夏ってこんなに忙しかったっけ・・・。
これも毎年言ってます。
この季節の農作業、やってもやっても終わりがくることはありません。
心が折れそうになった時には、育蚕のイメージを頭いっぱいに浮かべます。
お蚕さんが良質で潤沢の桑をはむ姿。
そうやって、どっこらしょっと重い腰を上げるのです。
良い繭つくりは良い畑から。
たしかにたしかに。
だけどもこの猛暑。
どうやっても気分が乗らない時もありました。
そんな時は、
鍼に行く。
整体に行く。
ヨガをやる。
神社に行く。(←最後は神だのみ)
そんなこんなを繰り返し、
2017、私の暑い夏も終わろうとしています。
まもなく始まる育蚕の桑畑はようやっと整いまして、
現在は、栗の収穫に向けて栗山の整備をしています。
6月に伐採した桑も1ヵ月程でここまで成長。
ここの畑は5令で使う予定なので、その頃にはもっと大きくなってる予定。
こんなに小さかった栗の実も、
只今立派に成長中。
でも、毎日栗の雨が降ってくる。あたると痛いよ。
お栗さま、どうかこれ以上落ちないで・・・。
稚蚕飼育用に棚を作成中。
麻紐でひたすら竹を縛る。
誰かに支えてもらわないと倒れてしまうので、
忙しい私は猫の手を借りる。
『ちょっとそっち支えとって!』
『ハイッ!』
『ちょっとそっち縛って!』
『ハイッ!』
有能な猫のおかげでどうにか形になってきました。
いつも遅くまで (こんな私に) 付き合っていただき、ありがとう。
満月の夜、作業を終えて外に出るとちょうど部分月食だった!
稚蚕飼育まで10日を切りました。
焦る。
ホントに焦る。
まだまだ準備が山のよう。
でも、思い描く育蚕を、やりたいようにやらせてもらえる今の環境。
能力は未だ成長過程だけど、信じられないくらい幸せだ。
たまに、いや、しょっちゅう、めげそうになる畑仕事。
たまに、いや、これもしょっちゅう、叫びそうになる焦る気持ち。
そして、これから迎える全神経を注ぎ行う育蚕。
この作業と感情、全てが合わさって私の好きな、私のやりたい養蚕なのです。
●この夏の三大事件簿
①我が家にエアコンが2台もつきました。天国に手が届きそうです。
神様っているんだな。と、思いました。
②我が家に子猫がやってきました。
街中のコンビニで保護されたシティボーイで、名前は『ふうた』 です。
大きくなったら蚕室の守り猫になりたいそうです。
③購入して1年足らずのパソコンがぶっ壊れました。
オーマイガーッ!!
ではでは、厳しい暑さが続いておりますが、皆様お体に気を付けて、元気に毎日をお過ごしください。
高千穂の納涼です。