2014年1月27日月曜日

糸綜絖

年代物の糸綜絖(そうこう)。
糊がはがれて糸が乱れていたため修繕をしました。
綜絖をまじまじと見たのは初めてだったので、興味深く観察しながら修繕開始。

【1時間目】 細かい作業が楽しくて仕方がない。
        仕組みが分かってきて『これ自分で作れるかも!』などと考える。
【2時間目】 瞼が痙攣しだす。
【3時間目】 餅は餅屋だと、当たり前の事に気づく。

こんなすごいもの、自分で作れるはずがない・・。

これを最初に考えた人すごいなあ。
そして、最初に糸を織って布をつくろうと考えた人すごいなあ。
さらに、繭から絹糸をつくろうと思った人すごいなあ(誤ってお湯に落としたことがはじまりのようですが)。
目を閉じて昔の人のものを生み出す発想の豊かさに思いを馳せました。
瞼を痙攣させながら・・。

私は金綜絖(そうこう)でしか織ったことがありませんが、糸綜絖は絹糸にとても優しそうな感じがします。
いつか自分の作品も糸綜絖で織ってみたいなあ。
まずは引っかけ輪に通すことから覚えないといけません。
楽しみだ。