2016年6月13日月曜日

先日繭をつくりはじめました。




 孵化した時は2mmにも満たなかったのに、

1ヵ月弱でこんなにも大きく成長。

通常は数万頭の飼育ですが、今回は少量の飼育だったので、

蚕座もひろびろと使え、お蚕さんも快適な様子でした。

6月11日頃から上簇しはじめましたが、稚蚕飼育所のように温度や湿度が一定ではないので、

成長がびしっと揃わず、上簇もかなりのバラつきがありました。

これが通常通り出荷日が決まっている育蚕であれば、おそらく間に合わなかったであろう。



今回、熊本の育蚕は地震で中止となり、卵を少しだけ取り寄せての飼育でした。

養蚕を始めてから4年が経ち、これまで何度も繭になっていく姿を見てきたのですが、

今回の上簇は今まで感じたことのない不思議な感情が湧いてきました。



春繭はとても立派に仕上がりました。