肉体労働をするとお腹が減る。
美味しいものを食べないと体がいうことを聞かない。
畑仕事中は『いま一番食べたいもの』 を、真剣に考えてる。
そして、そのお腹の声に忠実に従って晩御飯のメニューを決めるのだ。
とはいえ、今は節約強化月間のため、いつも以上に真剣に悩みながらスーパーへ向かう。
『あさり』 にしようか、『りんどうポーク』 にしようか、その両方を買ってしまうのはあまりにも無謀すぎる。
さんざん悩んだ挙句、車に積んで帰ってきたのは、
足踏みミシンだ。
スーパーへの行きしな通りがかったリサイクルショップで発見。
『これはきっと一期一会というやつだ。』 と、
崇高な熟語を体よく解釈して、魅惑のカード一括払いで購入。
道具と食べ物以外さほど物欲もないし、まあこれくらいは良しとしよう。
と、甘く自分に言い聞かせる。
テーブルが気に入った。
素敵だ。
合板じゃない。
ポケット付き。
わくわくする。
まだまだ立派に動く。
大事に愛されてきたんだね。
ミシンは部品が3箇所足りないので、お世話になっているミシン屋さんに注文。
ぼちぼちいじっていこう。
最近畑の休憩中にいじっているのは、以前製糸工場で使われていたモーター。
糸づくりになにか使えるのではないかと思っている。
そして、その佇まいがとてもかっこいいと思っている。
プーリーにかける樹脂ベルトがあったので、火であぶって接着を試みるのだけど、
くっついてくれない。
なにか専門の道具でもあるのだろうか。
溶けた樹脂で手の甲に大きな水ぶくれが出来た。
おっかない。
まあこれも、ぼちぼちいじっていこう。
まだ動くことができるものたちは、やはり動いていてほしいといつも思うのだ。